こころ、唄う。

恋心

この想いが何なのか
分からなくて


気付かないふりをしてたの


過去の傷み拭えないまま
現在(いま)を歩いてたから


それ以上の傷みを
耐える力はなかったの


だから、気付かないふり
知らないふりをしてたのに


優しい笑顔は
かたくなに張ってたものを
容易くほどいては


容赦なく心に入ってきたの


あたしの中に
芽生えたものに
確信をえた瞬間から


あなたはもう
あたしの心を独占していたの
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