こころ、唄う。

彩雲

優しくて空に浮かぶ君は
今もあたしを
見てくれていますか。


君がいなくなってから
あたしは寂しさを
紛らわすように
打ち込む仕事にも
空回りばかりの日々が
続いています。


君がそばにいてくれた時、
今はあたしの心を
弱くさせます


君は今あたしを
見てくれていますか


幾つも色を変えてく
君は今何を見ていますか


あたしは君のいない時間
空に浮かぶ 君の姿を
探しては手を伸ばして


逢いたくて


君のそばに
行きたくなるのです。
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