こころ、唄う。

fake

作りモノの優しさなのに
操られるように惹かれてく
その先に見えるものは
なにもない...


あたしを「身体」を
欲しがる視線は
優しさを演じて
吐き出されたあとは
素っ気なく
振り向くことなく
背中を向ける冷たさ


あなたの思うように、
思うように、動くあたしに
また激しく
中身のない温もり重ねてくる


視線は降りてくるのに
独りよがりに感じるだけの
あなたはあたしを
感じてはいないの...


不安に駆られ
さよならを
告げようと思った夜も
また作りモノにあやされて
負けてしまう


そして、また激しく
激しく動かされるの
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