こころ、唄う。

泡衣

あたしは壁にぶつかるたび
情けなさに触れるたび


自信をなくして
あなたが想ってくれる
瞬間も怖くてたまらない


いつかこんなあたしを
嫌いになって
目障りな存在に
なってしまうことが


怖くて…すこし距離を
置いては寂しさに勝てない
あたしがいた


心が痛くなるほど
優しいあなたの手は
泡のようで


掴むと消えてしまいそうで
あたしには暖かすぎて


なくしたくないと思った


不安な明日に自信をなくす
そんなあたしを
優しく愛してくれる
あなたの手が
あたしの暗いかけらを
丸くしてくれるから


なくしたくない
なくしたくないよ
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