Twinkleな彼は、【完】
「はな、送るから乗って」
「…樹、ごめんなさい。わがまま言って」
樹の車に乗り込み、罪悪感が襲う。
蘭さんが樹のこと好きだって知ってるのに、私、とことん最低だ。
「いや、いいけど、本当にどうした…?」
心配して揺れる目
「…どうもしてないよ」
発進した車に少し残念に思ってしまう。
だって樹といれる時間の、カウントダウンが始まってしまうから。
「本当に?誰かに何かされた?」
不安そうな声色は、いつも通り優しい証
男らしい手が、ゆっくり私の頭を撫でる
「あのね、蘭さんに幼馴染だって、バレちゃった…」
私の様子がおかしい理由はこのせいじゃないけど、これは樹に伝えておかないと
「へ?それだけ?」
予想外の返事
「…怒らないの?」
「まあバレたならしょーがねぇじゃん。それにあの子は誰かに言いふらしたりしないだろ」
蘭ちゃんは大丈夫、って
何故かまた重たくなる心
蘭さんのこと信頼してるんだね。