Twinkleな彼は、【完】
「パワー注入!」
たまにしか会えないし、いいよね。
「っ、こういうこと誰にでもしてるわけ?」
いつもと様子の違う声に、見上げるとやけに真剣な顔。
抱きしめ返してくれないし
ええ、なんか珍しい…
「なわけないじゃん!樹だからだよ!特別だもん」
こんなこと、大好きな幼馴染にしかしないよ。
だって兄弟も同然だもん。
「特別ね…」
「はい!レジュメ」
体勢を取り直して、たっぷり1週間分のレジュメが入ったクリアファイルを樹に渡す。
「さんきゅ」
いつもより掠れたハスキーな声と、広くなる二重幅。
これは樹が疲れてる証拠。
「樹忙しそうだね、大丈夫?」
ここ最近、樹の部屋の明かりがつくのは、夜中の2時とか3時とか。
なんなら明け方の時だってある。
「ツアーに映画の宣伝に睡眠時間足りねぇ」
ぽつりつぶやいて、ベットに座る樹。