人生模様

勇気

「もしもし…。みさ…」


結局、弱い私は友達をたよってた。いつも誰かの所に逃げていった…。こんな自分が大嫌いだった。


「どこ?迎えに行くよ」


「みさの家に行っていい?」


「待ってるから!絶対来なよ!ね」


「うん…。」


みさは女優になりたい夢があって、強くて、大人で、男になんか振り回されないみさの様になりたい…。そんな事を思いながら、ふらふら歩いた。


「みさ…」


みさは家の前で私を待っててくれた。


大粒の涙をながして、みさの胸に飛込んだ。


「ばか!早く入りな」と言うと、優しく私を部屋にあげたくれた。


さっとコーヒーをだして、みさがつぶやいた…。


「達也と別れた方がいい」

「分かってるんだけど、どうしても好きで」


「好きってゆうより、達也の事、逃げ場所にしてるだけなんじゃないの?」


心の奥底をみすかされた感じかした。だから達也にもうざがられるんだ…。自分でも、どこかで気付いてた

「舞さ〜親が嫌なら、一度親と戦えば?言いたい事いいなよ!逃げないでさ」


「うん…。」


「舞の、お父さんが、いきなり帰りずらかったら、会社に電話してって」


そう言うと一枚の紙を渡した。


会社の電話番号だった…。

「かけてみるよ!ほんと、ありがとね」


「いいよ、これくらい親友でしょ」


「うん」


ついさっきまで、死のうとしてた私は、どこかへ行ってた。みさの温かさに触れ勇気がてた。


強くならなきゃ!
自分に言いきかせた!
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