4K幼馴染は溺愛がすぎる

眠る鈴音の頬を撫で、優しくキスを落とす。

「可愛い」

思わず声に出してしまう。
寝ている彼女が、少し眉間にシワを寄せる。
そんな姿ですら愛しくてたまらない。

すずを抱けたことで、すずへの思いは更に強く大きくなっている。
すずへの想いは際限なく大きくなっていき、この想いに終わりはない事にあらためて気付く。

俺の大事なすず
すずを苦しめる奴は許さない

夕はあの日鈴音から全ての過去を聞き、かつて気づかなかった自分を責めた。
あんなにも好きで、守ると誓って起きながら何もしてあげられなかった。
毎日一緒に居たはずなのに、見ていたはずなのに気づいてあげられなかった。
あの時気づいていたら、、なんて今更考えても意味が無いことは夕もよく分かっている。


今回こそは、すずをあいつから守る

そう胸に決め、スマホを操作しメッセージを送る。

時間的に今はまだ返事は来ないか、、、

夕は布団に潜っている鈴音を起こさないように抱き締めて

｢すず、大好きだよ。おやすみ」

日課のように鈴音の頭に軽くキスをしてから眠りにつく。