再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
応援したい人
「賢人!」


「うわっ、えっ、びっくりした」


「久しぶり~元気だった? 高校卒業以来だから5年ぶりくらいかな?」


突然「ラ・フルール」に現れたのは、篠原 みさと――僕の高校時代の友人だった。
かなり感じが変わってる。
ロングヘアがショートになってるせいか?


「ま、まあ元気だけど、いったいどうした?」


「賢人がここで働いてるって聞いたから、来てあげたの」


「そっか、わざわざありがとう」


「……うん。賢人、お花、好きだったんだね~知らなかった」


「ずっと好きだよ。花を見てると癒される。ここで働いてから、どんどん花の魅力にハマってる」


「へえ~賢人がそんな立派になるなんて。私も嬉しいよ」


「みさと、ちょっと上から目線だよな」


「だって私はモデルだもんね~それも超人気雑誌の」


「あ、ああ、知ってる。高校の同級生達がみんな噂してたから」


ものすごく有名な女性雑誌の表紙を飾ったりしてるとは聞いてたけど、確かにみさとは美人だ……垢抜けたというのか。
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