再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
『どこでもいいって言っただろ? プールに決定! 愛莉、次の休みはいつ?』


瑞のペースにハマってどんどん話が進んでいく。
プールなんて何年かぶりだし、水着になるのも恥ずかしい。


でも……
何だか今、瑞にすごく救われてる気がしてる。


確かに、私達は恋人同士ではない、ただの幼なじみ。それでも、こうして話してると、あの人と話す何倍も何百倍も楽しい。正直、こんなにもワクワクしてる自分に会うのは久しぶりだった。
私は、ずっと忘れてた感情をひとつ……瑞のおかげで取り戻させてもらえたんだ。


きっと「失恋」という闇の中に落ちずに済んだのは、幼なじみのあなたがいたから。
優しい瑞と再会できて、本当に良かったと……心から感謝した。
< 60 / 267 >

この作品をシェア

pagetop