再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
瑞は、相変わらず、知らない人達からたくさんの視線を浴びている。さっきから隠し撮りもされてるし、私と離れた時なんて、女の子達に声までかけられてる。
きっと、モデルか何かと間違われてるんだろうな。
なのに、瑞は全然相手にすることはなく、女性達からのアプローチも上手くかわしてる。


さっきからずっと……
私だけを見てくれて、周りの反応を気にしないでいてくれる。
瑞って、本当に不思議だよ。
昔ならともかく、今はこんなにモテるのに、彼女を作ろうとしてないのかな……


「なあ、愛莉。俺、あれ食べたい」


そう言って、フランクフルトを指さす瑞。
こういうとこ、なんか無邪気でちょっと可愛い。


それに……
その細くて長い指が、やっぱりとっても綺麗だ。
頭のてっぺんから、足のつま先まで、きっと瑞にはダメなところがないんだろうな。
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