マシュマロウサギ
コンプレックス                




ユトは世界的人気
アイドルグループに所属している



15歳になる頃には1人家を出て
私と全く違う人生を歩きだした


17歳の頃から
世間では彼らの名前や曲を耳にする事が多くなっていた


私とユトは幼なじみ


私達はご近所同士で赤ちゃんの頃から
兄妹のように育てっきた


ユトはアイドルをしているけど
本当は内気で人見知りの男の子


でも
私はそれ以上に人見知りで大人しい


どちらも人見知りで学校から帰っても2人で
遊ぶ事が多かった



それに私の大人しいのには訳がある…


それは私がその辺りの女の子より
体が少しぽっちゃりなコンプレックスがある事



そこに色白なので見た目はマシュマロかおもち…



ユトは私にだけに強い
「おい!マシュマロ!また食べてんのか?」


学校とは全然違う態度


ユトは私の事をたまにマシュマロと呼ぶ


『ユトも一緒に食べる?ドーナツ美味しいよ』


「ミルの食べてる顔、見てるの好きだからずっと
食べてろよ(笑)」



優しいのか優しくないのかわからないけど




ユトがデビューをしてから2年が経過した頃



私達は結ばれた



「ミルはどこ触ってもふわふわで気持ちいいんだよ」


私達がこんな関係なるなんて
小さな頃は想像もしていなかったよ…



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