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中学の頃

初めて片思いをした

それは金髪のヤンキー

でもね?たくさんの人に囲まれているはずの

あなたはどこか寂しそうでいつも

悲しい目をしていたの。

いつも、遠くから見てた


今思えば片思いが一番幸せだったのかも

それ以上なんて求めてなかった

ただ見てればそれだけで

言葉をかわすことすらない

この窓から姿を見てる



でも見てたらどんどん好きになって

ある日バレンタインの日にチョコとラブレターを

渡したらその日

廊下にビリビリに破られたラブレターと

ぐちゃぐちゃに踏み潰されたチョコが


この日からあなたはあたしのことを

ブスと呼ぶようになった。

すれ違うたびブスと呼ばれる日々


そのうちだんだんあたしは本当に

ブスなんだなと。

整形をすることを本気で考えた


でもお金がない。どうしたら

ブスと言われなくなるか悩んだ

でもお金もない知識もない

結局2年間ずっと言われ続けた

その頃はいじめられてたこともあって

笑うことを忘れた



でも3年生になり同じクラスになったら

突然言われなくなった

理由は、いまだにわからないけど

同じクラスになったから余計に

ずっと見てられるようになったし

卒アルとかも一緒の写真。

それだけで幸せ。


でもこの頃からあたしはストーカーだったのかも

ずっと見てたし

あなたの誕生日、好きな飲み物、好きな色

使ってる携帯の機種、更には家まで

調べた。



でもその頃、仲のいい男の子がいて

その子はあなたとも仲良くて相談とかも

乗ってもらってた

気がついたらどっちも好きになってた

あなたのことは好きというか憧れ

だったのかもしれない。

仲のいい男の子を仮にA君だとしよう

A君のことが好きなのは仲良くしてた

女友達に伝えてた

そしたら次の日A君とその子が付き合った



思えば他人に裏切られた初めての出来事



その日から二人の仲良いとことか

イチャイチャしてるとことかを

見せつけれる日々がスタートしたのだ
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