甘い香りが繋ぐ想い
毎日がキラキラと輝いている。
教員として子どもたち一人一人と接し、子どもたちに何ができるかを考える。
出来なかったことができるようになり、笑顔で真夢のもとに駆け寄ってくる姿は宝物だ。
仕事を終えると家に帰り、遼河の好きな料理を作る。遼河が早く仕事を終えた日は、一緒に並んでキッチンに立つ。
遼河と結ばれてから、真夢は最低限の荷物だけを抱え、遼河の元に身を寄せた。
遼河の住居は、高層マンションだ。コンシェルジュが在中している。もちろん、セキュリティも厳重だ。
こんなマンションに自分が住むことになるなんて、本当にお姫様になったみたいだと、真夢の気持ちはうさぎのように飛び跳ねた。
遼河との生活は心地よく、アパートはすぐに解約した。
一緒に暮らし始めてまもなく、一度だけ瑠璃に会った。魂が入れ替わっていることは話していないが、一緒に住んでいること、歳の差はあるが、お互い求め合っていること、なによりも自分の居場所ができたことを報告した。
瑠璃は、優しい眼差しで「たくさんたくさん幸せになりなさい、真夢」そう言ってくれた。
それから、二人だけの生活を楽しんでいる。
休日には二人で色々なところに出かけた。
水族館、美術館、温泉、スポーツ観戦。
真夢が行ってみたいと望んだ場所には必ず連れて行ってくれた。
穏やかだけれど、刺激があり、ワクワクする毎日。
気がつけば25年も傍にいる。
教員として子どもたち一人一人と接し、子どもたちに何ができるかを考える。
出来なかったことができるようになり、笑顔で真夢のもとに駆け寄ってくる姿は宝物だ。
仕事を終えると家に帰り、遼河の好きな料理を作る。遼河が早く仕事を終えた日は、一緒に並んでキッチンに立つ。
遼河と結ばれてから、真夢は最低限の荷物だけを抱え、遼河の元に身を寄せた。
遼河の住居は、高層マンションだ。コンシェルジュが在中している。もちろん、セキュリティも厳重だ。
こんなマンションに自分が住むことになるなんて、本当にお姫様になったみたいだと、真夢の気持ちはうさぎのように飛び跳ねた。
遼河との生活は心地よく、アパートはすぐに解約した。
一緒に暮らし始めてまもなく、一度だけ瑠璃に会った。魂が入れ替わっていることは話していないが、一緒に住んでいること、歳の差はあるが、お互い求め合っていること、なによりも自分の居場所ができたことを報告した。
瑠璃は、優しい眼差しで「たくさんたくさん幸せになりなさい、真夢」そう言ってくれた。
それから、二人だけの生活を楽しんでいる。
休日には二人で色々なところに出かけた。
水族館、美術館、温泉、スポーツ観戦。
真夢が行ってみたいと望んだ場所には必ず連れて行ってくれた。
穏やかだけれど、刺激があり、ワクワクする毎日。
気がつけば25年も傍にいる。