オテヤワラカニオネガイシマス!


「見つけやがったのか」

「みつけ……」


お兄ちゃんの視線の先をたどってみる。

そこにはーーーー


「コウモリちゃん!」


コウモリが、いた。


なぜ!?


「見た感じ保護する必要なさそうだが」

「だめ! ちゃんとしっかり飛べるの確認するまでお世話する!」

「ったく」


嬉しいなあ。

また、会えた。


無事でよかった!


『惜しかったなあ』


…………?


『もう少しで食事にありつけたのに』


「ねえ。お兄ちゃん。なにか、言った?」

「は?」


『ボクの声はカンナにしか聞こえてない』


え?


『約束だよ。しっかり世話してよね』


ええっ?

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