クールな上司は捜し人〜甘愛を運ぶ幼き想い出
広大。2人の時は、いつもそう呼んでるんだ。
胸がぎゅと締め付けられる。
少し歩いてから、
「時東さん。私は大丈夫ですから、武郷さんと車で帰ってください」
部下の前では、一緒に帰りたくても、帰れなかったかもしれない。
「どうして?また会えるし、わざわざ一緒に帰る必要なんてないだろ?」
また会える・・・そうか、婚約者ってことは、家でも会えるってことなのか・・・
はぁ・・・落ち込む真実を突きつけられて、疲れがどっと出るよ・・・
「そうですよね」
取りあえず、今は2人一緒に帰る時間を大切にしよう。
初めて一緒に帰る、駅までの道のり。
もっと長ければいいのに。
「帰ってから何か作るの面倒だな・・・一緒に軽く食事しようか」
「えっ、えっと・・・」
武郷さんの事が頭にチラついた。
「嫌ならいいんだけど」
嫌なわけない。少しでも一緒に過ごせるなら・・・
「嫌じゃないです」
「じゃあ、駅の近くにオムライスの美味しいお店が出来たらしいから、そこに行こう」
「はいっ!」
男の人と2人で食事なんて、学生の時以来かも・・・それも相手は時東さん。
嬉しさのあまり、武郷さんの事は、どこかに行ってしまってた。
胸がぎゅと締め付けられる。
少し歩いてから、
「時東さん。私は大丈夫ですから、武郷さんと車で帰ってください」
部下の前では、一緒に帰りたくても、帰れなかったかもしれない。
「どうして?また会えるし、わざわざ一緒に帰る必要なんてないだろ?」
また会える・・・そうか、婚約者ってことは、家でも会えるってことなのか・・・
はぁ・・・落ち込む真実を突きつけられて、疲れがどっと出るよ・・・
「そうですよね」
取りあえず、今は2人一緒に帰る時間を大切にしよう。
初めて一緒に帰る、駅までの道のり。
もっと長ければいいのに。
「帰ってから何か作るの面倒だな・・・一緒に軽く食事しようか」
「えっ、えっと・・・」
武郷さんの事が頭にチラついた。
「嫌ならいいんだけど」
嫌なわけない。少しでも一緒に過ごせるなら・・・
「嫌じゃないです」
「じゃあ、駅の近くにオムライスの美味しいお店が出来たらしいから、そこに行こう」
「はいっ!」
男の人と2人で食事なんて、学生の時以来かも・・・それも相手は時東さん。
嬉しさのあまり、武郷さんの事は、どこかに行ってしまってた。