悪役令嬢モノの悪役ヒロインに転生してしまった(嘘だと言って!)
転生に気づいた朝

目覚めたら

「レティ、レーティ」

 もう、うるさいなー
昨日スマホ見すぎて寝不足だから、まだ寝かせてよ…

「レティーシア!!!起きなさい!!!」

「ひゃいい!!」

 急に耳元で叫ばれたため、驚いて飛び起きる。

「良かった、起きたわね。昨日は階段から落ちて、気絶しちゃって、大変だったんだから。
もし体調が良さそうなら、今日は…レティ、どうしたの?」 

眼の前で私を覗いていた人は、私がぼーっと見つめているため、不安そうにしている。

でも、だって…

「あなた、誰ですか?」
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