悪役令嬢モノの悪役ヒロインに転生してしまった(嘘だと言って!)

好きな人

【で、で!どんな人だったの?好きな人!】

【幼馴染。同い年だったんだ。高校も同じだったの。】

【へぇ〜!モテてた?】

【それはもう。ファンクラブみたいなのもできてた。そのせいで、なかなか話せなくて。小さい頃はたくさん遊べたのに。】

【へぇ…。】

【空こそ、どうだったの?愛しの旦那さん!】

【ちょっと、からかわないでよ。でも、かっこよかったし、優しいし、家事とかも進んで手伝ってくれるし。】

【へぇ〜!完璧じゃん!】

【そう!だから、次の恋愛なんてとてもじゃないけど考えられないな〜。】

【同感!ところで、出会いはどんな感じだったの?】

【20歳のときに仕事場で、困っていたところを助けてもらったの。そこから、だんだんお互いに好きになってきて、向こうから告白されて付き合ったんだ!】

【やるな〜、まー兄(小声)】

【え?なんて?それに、ニヤニヤしてどうしたの?】

【ううん、私も恋バナ好きだから、聞けて嬉しくなっちゃっただけ〜。】
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