ラブ・ジェネレーション
それから一週間が過ぎた頃、
病室に検診のため現れた主治医の先生がとんでもない事を口にした。
「知らなくてすみません、ご主人がいらしたんですね」
「はい? 主人ですか」
私の言葉に不思議な顔をしながら先生は手に持った書類に視線を戻して名前を確認する、
「えっと、進藤翔琉さんです、ご主人ですよね?」
なっ! なんだって、、あいつ、嘘をついて役所に出しやがった、もうー信じられない、夫婦になったって事?
「は、はい、たぶん」
「たぶん?」
だって、そんなつもりじゃなかったもん、
それにもビックリしたけど、その後の先生の言葉に更に驚いた。
「まぁいいです、ご主人が生体腎移植をしたいと申し出ていますが、それでいいですか」
えっ! 嘘でしょ、、まってまって、そんなのもあり?
「先生、でも血は繋がってないじゃないですか!」
「ご主人でも大丈夫ですよ、ご結婚されてないと思ってましたから説明してなかったですね、最近は夫婦間の移植の方が多いです、血液型も関係ないですし、すでにご主人は検査を済まされていて移植に問題もありませんでした」
……ま、まさか、翔琉は最初からそのつもりだったのか、、
ばか、バカバカバカーーーッ、どうして、あんたはいつもそうなの!
その日の夕方、仕事帰りに顔を出した翔琉、私の顔を見て何かを察したのか顔を背けて目を合わせようとしない、
その態度がまた気に入らなくて 枕元にあったぬいぐるみを思いっきり投げつけた、、
「嘘つきっ! 役所には出さないって言ったじゃない!」
「夫婦でも移植できるっていうからさ」
やっぱりだ、、それを隠して婚姻届を書かせたんだ、