相思相愛・夫婦の日常~カケ♡サト編~
『…………はい…/////』
『………』
『……カケ…くん?』
固まっている、翔琉。
里海が翔琉の頬に触れた。
『今、なん…て?』
『フフ…はい!
こんな私ですが、よろしくお願いします!』
里海は微笑み、はっきりとした口調で言った。
『ほんと、に…?』
『うん!』
『あ…あ…
ありがとう、サトちゃん!!
こちらこそ、ずーっとよろしくね!!』
翔琉は泣き笑いのような表情で言って、里海を力強く抱き締めた。
そして、互いの両親に結婚の挨拶に行った時。
里海の父親に、大反対された翔琉。
『君のような不良に、大事な娘は渡さない』と。
翔琉が高校時代の自分のことを、あえて里海の両親に打ち明けたからだ。
そして、腕の刺青も見せた。
ちゃんとありのままの自分を受け入れてほしいという気持ちと、里海や里海の家族に隠し事はしたくないと思ったからだ。
そして、これからの未来。
里海のために、誠実に生きていきたいと思ったから。
この翔琉の思い。
父親には届かなかったが、母親には響き里海と共に父親を説得してくれたのだ。
その時━━━━約束をした翔琉。
『結婚式の時期は、これからの翔琉くんを見てから俺が決める。
俺はまだ、心から祝福出来ないから。
━━━━━あと、一つ約束してくれ。
“暴力を振るわない”
暴力は、悲しみしか生まないから。
もし……この約束を破るようなことがあれば“強制的に”俺が離婚させ、更に二度と里海には会わせない。
里海のために、プライドを捨て拳を握りしめて耐える。
俺と、誓えるか?』
翔琉は大きく頷き、誓ったのだ。
━━━━━━━━━
━━━━━━━…………
そして、今現在。
順調に里海の父親との約束を守れていた矢先。
秀弥と対当している、翔琉。
「━━━━━殺る?俺を。
いいよ?
……………でも、出来ねぇよな?お前」
「知ってるの?約束のこと」
「お前の父親に聞いた。
“翔琉は、相手の両親とある約束をしている。
だから、関わらないでほしい”ってな。
お前、嫁さんの両親と約束したんだろ?
“暴力を振るわない”って。
約束、破ったら………お前、離婚だもんなぁ(笑)」
「そうだよ。
離婚なんて、死んでもやだもん。
だから、帰ってよ」
「━━━━━断る」
秀弥は見据えたまま、妖しく微笑んだ。
『………』
『……カケ…くん?』
固まっている、翔琉。
里海が翔琉の頬に触れた。
『今、なん…て?』
『フフ…はい!
こんな私ですが、よろしくお願いします!』
里海は微笑み、はっきりとした口調で言った。
『ほんと、に…?』
『うん!』
『あ…あ…
ありがとう、サトちゃん!!
こちらこそ、ずーっとよろしくね!!』
翔琉は泣き笑いのような表情で言って、里海を力強く抱き締めた。
そして、互いの両親に結婚の挨拶に行った時。
里海の父親に、大反対された翔琉。
『君のような不良に、大事な娘は渡さない』と。
翔琉が高校時代の自分のことを、あえて里海の両親に打ち明けたからだ。
そして、腕の刺青も見せた。
ちゃんとありのままの自分を受け入れてほしいという気持ちと、里海や里海の家族に隠し事はしたくないと思ったからだ。
そして、これからの未来。
里海のために、誠実に生きていきたいと思ったから。
この翔琉の思い。
父親には届かなかったが、母親には響き里海と共に父親を説得してくれたのだ。
その時━━━━約束をした翔琉。
『結婚式の時期は、これからの翔琉くんを見てから俺が決める。
俺はまだ、心から祝福出来ないから。
━━━━━あと、一つ約束してくれ。
“暴力を振るわない”
暴力は、悲しみしか生まないから。
もし……この約束を破るようなことがあれば“強制的に”俺が離婚させ、更に二度と里海には会わせない。
里海のために、プライドを捨て拳を握りしめて耐える。
俺と、誓えるか?』
翔琉は大きく頷き、誓ったのだ。
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━━━━━━━…………
そして、今現在。
順調に里海の父親との約束を守れていた矢先。
秀弥と対当している、翔琉。
「━━━━━殺る?俺を。
いいよ?
……………でも、出来ねぇよな?お前」
「知ってるの?約束のこと」
「お前の父親に聞いた。
“翔琉は、相手の両親とある約束をしている。
だから、関わらないでほしい”ってな。
お前、嫁さんの両親と約束したんだろ?
“暴力を振るわない”って。
約束、破ったら………お前、離婚だもんなぁ(笑)」
「そうだよ。
離婚なんて、死んでもやだもん。
だから、帰ってよ」
「━━━━━断る」
秀弥は見据えたまま、妖しく微笑んだ。