あのメガネアイドルは…。

あのベンチ


○次の日のお昼休み


昨日約束した"明日、感想聞かせてね"そう言った羽村の元へ向かおうとする真白。


「真白ちゃん、明日は絶対ね!」

真白「んー?約束はできないけど…」

苦笑いで教室を出て来た真白。


真白「ごめん、お待たせ」

羽村「全然、だいじょーぶい」

ピースを作る羽村。

それに笑顔になる2人。



真白は相変わらずお弁当を食べているが、横に座る羽村はペットボトルに入ったサイダーだけ。

真白「お昼ご飯は?」

羽村「んー、忘れた」

真白「なんで?」



羽村「てかさ、昨日の感想は?」

ワクワクしながらキラキラした笑顔で聞いてくる。


お昼ご飯の話を逸らしているのが、すぐわかる。

だけど、逸らしているのには理由があるのだろうから。と真白は深掘りしなかった。
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