キス、KISS、キス!─異端者と呼ばれた追放死刑の村娘、2つの顔を持つ俺様陛下の溺愛キスで幸せお腹いっぱいです!


全く理解していないサーシャに理論の説明は無駄だった。風魔法の理論よりレオナルドには大事な発見があった。


「サーシャさ、背中にくっつけても全然ふわふわ圧がかかって来ないんだけど、お前胸ないな?」

「な!!レオさんって最低!」

「脱いだらすごいってわけでもないと発覚した」


サーシャが両手をレオの首から離す。小ぶりの胸を指摘された仕返しにレオの耳を両方引っ張っても、確かにサーシャが空から落ちることはなかった。


「俺は小さいのも可愛くて好きだから安心しろ」

「好みとか聞いてないです!!」


ケラケラ笑って楽しそうな副団長様は、胸圧はないが可愛い彼女をくっつけて空をふわふわ漂ったまま寄宿舎へ向かっていた。

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