キス、KISS、キス!─異端者と呼ばれた追放死刑の村娘、2つの顔を持つ俺様陛下の溺愛キスで幸せお腹いっぱいです!


何も食べられないことを秘密にしていたサーシャは、食事の場になると姿を消すのが常とう手段だった。騎士団でも最初はそうしていた。


「なぁルテ、これもうやめろって言えるか?」

「言えませんね。レオの思うツボですけど」


無味の人生だったサーシャが、やっと騎士団でみんなとご飯食べられて嬉しい!と無邪気に喜ぶのを見ていると、もうちゅっちゅするの止めてくれとなかなか言えない人情派の団長だった。


誰かが一口飲めば、ちゅ、一口食べれば、ちゅ、ちゅ、ちゅ。


飲み会おつまみキッスの無限ループがいつまでも続く甘い甘い飲み会に、団長もルテも胸焼けした。


レオナルドは可愛い恋人にゴキゲン一杯。サーシャは美味しいキッスでお腹いっぱいの初めての飲み会参加となった。

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