のーどくたーのーらいふ

京side

コンコン、














「凛〜」














凛「けい、」














「調子、どう?」














凛「わかんない、」














「そっか、わかんないか」














凛「京、抱っこして」














「流石に寂しかったね、ごめん」














俺は凛を優しく包みこんだ














凛「...」














「凛、昨日点滴抜いちゃったんだって?」














凛「うん、」














「痛かったでしょ、」














凛「いたかった、」














「今は、大丈夫?」














凛「うん、もう痛くない」














「そっか、良かった」














凛「京、今日いる?」














「凛が寝たら帰ろうかなって思ってる」














凛「帰っちゃうの?」














「うん、また明日来るから大丈夫」














凛「...」














「大丈夫」














凛「...」














「凛?」














抱きしめていた体を少し離して














凛の顔を覗き込んだ














「凛、どうした?」














凛「...はく、」














「気持ち悪いの?」














凛「(コクコク)」














「ここに吐いちゃいな」














そういって凛に器を渡した














凛「ヒック、」














「全部出したら楽になるから」














凛「吐けないの、」














「...」














凛「ヒック」














コンコン、














樹「入るよ〜」














「凛、泣くなって」














樹「どうしたの、凛ちゃん」














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