のーどくたーのーらいふ

京side

少し顔色が悪い凛をつれて














凛の部屋にお邪魔する














「凛、少し横になりな」














凛「(フルフル)」














「寝たくないなら寝なくていいから














少し楽な体制になろう、な?」














凛「...」














かなり不満そうな凛だけど














少し疲れたのだろう














ベットに入って横になった














凛「さくら、おいで」














さくら「わふっ」














凛が布団を持ち上げると














待っていたかのように














するっと入っていった














凛「さくら、あったかい」














「ちゃんと寝ててって言ったのに、」














凛「京と寝たかった、」














「待っててくれたのか、」














凛「うん」














「そっか、ごめんな〜














春のこともびっくりしただろ」














凛「うん、びっくりした」














「そうだよな、」














凛「凛も発作起きてる時あんな感じなの?」














「そうだな〜、














凛は点滴とか注射嫌がるでしょ?














だから痛みなくなるまで時間かかるな」














凛「そっか〜、」














明らかに落ち込んでしまった凛の頭を














優しく愛おしく撫でた














凛「ねえ、けい」














「ん?」














凛「なんでこんな凛のこと好きなの?」














この質問で自分のことを自分なんて














と思ってることがすごく伝わってくる














「こんなとか言わない」














凛「だって凛、腕に傷あるよ?」














「あるね」














凛は昔から辛い現実を乗り越えるために














自分の腕を切って乗り越えていた














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