無気力生徒会長にはヒミツがある。



「.........え、さと、ちゃん?」



私の頬に触れたままの会長は、
明らかに私の言葉に驚いた表情。



..................吸血される、なんて。



想像も出来ない世界だから、
ほんの少し、だけ怖いけど。



でも.................................



「......っ、会長になら、血あげてもいいです、」



会長の目を見て言った私。



でも...........................



「.........さとちゃんって、さー、
僕のこと、べつに好きじゃないでしょ?」



そんなことを聞いてきた会長。


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