吸血鬼の幼なじみは私だけに甘い。


斗帷くんの目見て、ゴクリと唾を飲み込むと。



「っ、私は、斗帷くんなら、あげたい、」



緊張しながら、初めて伝えたその言葉。



その言葉を聞いた斗帷くんは...............



「...........................はっ?」



かなり驚いたような顔で、
ジッと、こっちを見る斗帷くん。



ぅ、や、やっぱり引かれちゃったかな.........?



そう思って.....................



「っ、と、斗帷くんが嫌じゃないなら、
たまにとかでも、いいから、」



〝私の血をあげたい〟って、
そんな気持ちで斗帷くんの目を見た。



すると、斗帷くんは。



「..................ごめん、ちょっと考えさせて、」



そう言うと再び、
ベッドに寝て、背中を向けてしまった............


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