ワインとチーズとバレエと教授【番外編】

7


しかし大学3年の夏、
理緒は大学の講義で咳が
止まらず講師が理緒を心配し
退出させた。

それから理緒は2日間熱を出し
寝込んだ。
そして3日目、とうとう
咳が止まらず息が苦しくなった。

風邪が悪化でもしたのだろうかと
思ったが、その日は日曜で
病院に行くべきか躊躇していたが
呼吸が苦しく、
横になっても、眠れない。

咳き込んでいる理緒を見ても
真理子は無視してテレビを見て
ゲラゲラ下品に笑っていた。

そして、明日、
同伴が出来そうな
客に、片っ端から
営業電話をかけている。

理緒は仕方なく
日曜日にやっている
近所の内科を受診することにした。
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