愛なんて知らなかったのに
「落ち着いた?これ、あげる」

「いらない、、、、」

いらないって言ってるのに横に置かれた

自販機行ってる間に帰ってたらどうしようと思ってたー、、って、、、そんなこと言われても

こんな時間に帰るところなんてない

「名前、、なんて言うの?」

言わないとずっと隣に居座られそうで思わず口にする

「、、、天宮美彩、、、」


「あまみやみさ、ね、、俺は真島唯斗」


ましま、、いと、、、

ねぇ、なんで、、、、

なんでこんな、、、
飛び降りようとしてたやつにこんな、、、

「みさ、上見て」

言われるがままに顔を上げるとそこには

満点の星空が広がっていた


「この時間になると綺麗に見えるんだよね」


本当に、、初めて見たこんな景色、、、

「生きててよかったって思った?」

「、、、別に、、、、」

「そっか!」

なんで嬉しそうな顔するんだろう?

「俺さ、空見るの好きなんだよね、今日も生きてるーって感じれるじゃん?」

分からない、、、
生きてる心地なんてものはとうに無くなった








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