HONEYHOLIC(3)リゾートシンデレラ~十月十日の結婚生活。ひと夏の偽恋人でしたが、双子を授かりました~
三人はコーヒー、妊娠が判明した私には緑茶が用意された。
「授かり婚とは・・・それも双子だぞ…雪姫」
「そうね…恋良さん、お体を大切にね…」
「あ、はい…」
雪姫さんと出逢った場所は夜の歌舞伎町。
彼女は『現代の女性の性と貧困について』の取材をしながら、街娼をする私たちに声を掛けていた。
親身に私たちの声を訊き、希望があれば住まいやNPO法人で運営している組織を紹介してくれた。
私よりも荒んだ生活をしていた女の子たちの何人かは雪姫さんの手によって救われた。
私の過去を知る雪姫さんが彼の母親だなんて思いもよらなかった。
私と彼が入籍すれば、私の義理の母親になる雪姫さん。
どう接していいのか思い悩んだ。