HONEYHOLIC(3)リゾートシンデレラ~十月十日の結婚生活。ひと夏の偽恋人でしたが、双子を授かりました~
でも、歌舞伎町の街角に立って自分の体で稼いで過去を持つ私。
愛良が恋愛は自分を成長させると言うから…興味本位で門脇さんと交際してみたけど。
私には無駄な時間だった。
「俺は別に君を部屋に誘った下心はないぞ…誤解だ。君が俺に心にもない事言うから…」
彼は必死に弁解した。
そうやって向きになる雰囲気からすると私の完全な誤解で彼には下心がなかった。
「私が悪いんですか?じゃ謝ります…ゴメンなさい」
と私も素直に謝罪した。
「さっきの話はお互いに水に流そう…ドリンク飲んで、心を落ち着かせようか?田中さん」
私は彼に促され、目の前のマンゴーベースのトロピカルドリンクを飲んだ。
「美味しい」
「ドリンク飲んだら、衣装室でレンタルドレスを選ぼう」