肉を斬らせて骨を断つ

バイトは休めることになった。
友達と遊ぶ為にバイトを休むなんて高校生ぶりで、ちょっと浮かれている。

「誰か探してる?」

雲母が辺りを見回す。

「純玲いないなーって」
「あー、あそこにいるよ」

ラウンジの真ん中を示す。いつもの男女グループの中にいて、綺麗めな女子と何か話していた。

いつもはこちらに来ているのに。

「最近あっち居るね」
「……飽きたのかな」
「え?」
「ううん。来週から夏休みだー、嬉しい」

伸びをする。雲母がクリアファイルで風を扇いだ。

「てか明日から試験……」
「今回、範囲狭くて助かった」

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