White Star Love
「では、面接を始めましょう。」

面接は15分位だったと思う。大学のことや実際に希望する勤務時間、
通勤時間や趣味など色んな事を話した。

「はい、以上で終わります。結果は後日お電話にでご連絡いたします。お疲れ様でした。」

「ありがとうございました。」

深々とお辞儀をして席を立とうとした。

「あっ、それから個人的な質問なんですが…小高さんは彼氏いらっしゃいますか。」

「えっ…?」

聞かれた言葉が理解できずにマヌケな顔をしてしまった。

「ぷっつ(笑)
すみません、今のは気になさらないでください。お気を付けてお帰りください。」

「はぁ…、ありがとうございました。失礼します。」

お店を出るとき、レジでは来たときに会った女性が接客をしていた。

「ありがとうございました。」

私にも笑顔で挨拶をしてくれた。

亜由美のアパートへ向かいながら、ぼーっとあの時聞かれた質問を思い出したが…何故そんなことを聞かれたのか全く理解できなかった。

悶々とした気持ちのまま、亜由美のアパートに着いた。
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