極上御曹司と最愛花嫁の幸せな結婚~余命0年の君を、生涯愛し抜く~
私、彼にお付き合いはできないって言わなきゃいけなかったのに。
このままではムードに流されて、引き返せないところまで行ってしまいそう。
「あのっ――」
慌てて切り出そうとした、そのとき。
彼の手が後頭部に回り、距離が縮まった。閉じられた瞳。端正な顔が近づいてきて、角度を変えながら唇に吸いつく。
柔らかく食んで、ちゅっとかわいい音を響かせた。
顔が離れる頃、私の頭の中にはお花が咲いていて。
「おはようのキスするの、忘れてた。今日もかわいい」
破壊力抜群の甘い声に、胸がきゅんと縮まる。彼への想いが乗算で膨れ上がった。
こんな幸せ感じたことない。理性が吹き飛んでしまうほどの高揚。
せめて今日一日だけ、どうかこのままでいさせて。
誘惑を振り払えず、現実から逃げるように目を閉じて、二度目のキスを受け入れた。
家に到着したのは午後三時だった。
部屋の入口にボストンバッグを置いて、すぐさまベッドに倒れ込む。
疲れたというよりは、楽しさの余韻に浸るように仰向けになった。
「夢みたいな二日間だったわ……」
このままではムードに流されて、引き返せないところまで行ってしまいそう。
「あのっ――」
慌てて切り出そうとした、そのとき。
彼の手が後頭部に回り、距離が縮まった。閉じられた瞳。端正な顔が近づいてきて、角度を変えながら唇に吸いつく。
柔らかく食んで、ちゅっとかわいい音を響かせた。
顔が離れる頃、私の頭の中にはお花が咲いていて。
「おはようのキスするの、忘れてた。今日もかわいい」
破壊力抜群の甘い声に、胸がきゅんと縮まる。彼への想いが乗算で膨れ上がった。
こんな幸せ感じたことない。理性が吹き飛んでしまうほどの高揚。
せめて今日一日だけ、どうかこのままでいさせて。
誘惑を振り払えず、現実から逃げるように目を閉じて、二度目のキスを受け入れた。
家に到着したのは午後三時だった。
部屋の入口にボストンバッグを置いて、すぐさまベッドに倒れ込む。
疲れたというよりは、楽しさの余韻に浸るように仰向けになった。
「夢みたいな二日間だったわ……」