極上御曹司と最愛花嫁の幸せな結婚~余命0年の君を、生涯愛し抜く~
「えっと……それは嬉しいが。なんだか無理してない?」
「そんな、無理なんかじゃ。ただ、ずっと気になってたから」
月乃に『エッチだってできないんでしょ?』と言われたのをまだ吹っ切れていない。
翔琉さんは私と結婚したせいで、この先、一生女性と体を交わらせることができなくなってしまうかもしれない。
そう思うとつらくて、申し訳なくて。いつかどこかへ行ってしまうような不安感もあった。
それに私だって、愛する人から愛されたい。これは〝普通〟だと思う。
自身の欲求に気づいてしまい、頭から湯気が吹き出しそうなほど赤面する。思わず顔を手で覆うと、「星奈」と呼びかけられた。
「ごめん。星奈がそこまで気にしてるって気づかなくて。もっとちゃんと腹を割って話すべきだった」
なぜか頭を下げられ、私は「いえ……」と困惑する。
「もちろん俺も男だから、星奈を抱きたいと思ったことがある。というか、毎日のように思ってる。でもできないからって、つらいとは思っていないんだ」
真摯な眼差しに気圧され、言葉を失う。
「そんな、無理なんかじゃ。ただ、ずっと気になってたから」
月乃に『エッチだってできないんでしょ?』と言われたのをまだ吹っ切れていない。
翔琉さんは私と結婚したせいで、この先、一生女性と体を交わらせることができなくなってしまうかもしれない。
そう思うとつらくて、申し訳なくて。いつかどこかへ行ってしまうような不安感もあった。
それに私だって、愛する人から愛されたい。これは〝普通〟だと思う。
自身の欲求に気づいてしまい、頭から湯気が吹き出しそうなほど赤面する。思わず顔を手で覆うと、「星奈」と呼びかけられた。
「ごめん。星奈がそこまで気にしてるって気づかなくて。もっとちゃんと腹を割って話すべきだった」
なぜか頭を下げられ、私は「いえ……」と困惑する。
「もちろん俺も男だから、星奈を抱きたいと思ったことがある。というか、毎日のように思ってる。でもできないからって、つらいとは思っていないんだ」
真摯な眼差しに気圧され、言葉を失う。