極上御曹司と最愛花嫁の幸せな結婚~余命0年の君を、生涯愛し抜く~
「星奈の隣にいられるだけで幸せだ。体の欲求と天秤にかけても、断然星奈に傾く。君が罪悪感を覚える必要はないんだ」

優しい言葉に胸が熱くなる。私の体を精一杯気遣ってくれている。

しかし翔琉さんが「でも」と切り出しうつむく。

「教授にああ言われて……正直、したいって思った。星奈を抱きたい」

鼓動が速まって、熱を帯びた血液が全身を駆け巡る。

私を気遣いながらも、正直にそう言ってくれたのが嬉しい。

「私も、翔琉さんに抱いてほしい」

素直に打ち明けると、目が合った。冷静な眼差しの奥に情熱を感じて、ごくりと息を呑む。

「……今夜。もし君の体調がよければ、一緒に眠ろう」

彼の誠実な笑みにこくりと頷く。

彼と心も体もひとつになれるなんて夢のようだ。ようやく普通の恋人同士のように、全身全霊で愛を捧げられる。

喜びと同時に緊張もしてきて、どくどくと鼓動が高鳴り始める。

初めてのエッチ。私は上手にできるだろうか。彼を満足させられる?

ようやくハンバーグを食べ始めたのだけれど、妙にそのことばかり考えてしまって、今夜の夕食は二人そろって口数少なめだった。



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