絶交ゲーム
☆☆☆
豊は十字路からひと気の少ない路地へと入っていく。
そこは住宅街になっていて、小さな家屋が建ち並んでいた。
その一角に灰色の2階建てのアパートがあり、その中に吸い込まれるようにして入っていってしまった。
ここが豊の暮らしている場所だろうか?
豊が入っていって5分ほど待ってから、集合ポストを確認してみた。
そこには『205号室 大鳥』と表記されている。
大鳥は豊の名字だ。
間違いない、ここに暮らしているんだろう。
一度アパートから離れて見上げてみると、2階の真ん中の部屋だけに電気がついているのが見えた。
あそこに豊はいるようだ。
「でも、暮らす場所がわかってもどうしようもないのに」
部活後になにかやましいことをしていると考えていた私にとっては不発だった。
豊は真っ直ぐ家に帰っただけだったのだから。
そうしていると詩子からメッセージが届いた。
豊は十字路からひと気の少ない路地へと入っていく。
そこは住宅街になっていて、小さな家屋が建ち並んでいた。
その一角に灰色の2階建てのアパートがあり、その中に吸い込まれるようにして入っていってしまった。
ここが豊の暮らしている場所だろうか?
豊が入っていって5分ほど待ってから、集合ポストを確認してみた。
そこには『205号室 大鳥』と表記されている。
大鳥は豊の名字だ。
間違いない、ここに暮らしているんだろう。
一度アパートから離れて見上げてみると、2階の真ん中の部屋だけに電気がついているのが見えた。
あそこに豊はいるようだ。
「でも、暮らす場所がわかってもどうしようもないのに」
部活後になにかやましいことをしていると考えていた私にとっては不発だった。
豊は真っ直ぐ家に帰っただけだったのだから。
そうしていると詩子からメッセージが届いた。