絶交ゲーム
☆☆☆

それから10分ほど待っていると浩二と豊のふたりがやってきた。
相変わらずの人気っぷりで、ふたりが前を歩くだけで女子生徒たちの黄色い歓声が湧き上がる。


「よし、行こう」


ふたりが校門から出て一旦姿が見えなくなるのを待ってから、私は動き出したのだった。
ふたりは前回と同じ道を肩を並べて歩いている。

今日もこのまま真っ直ぐ帰る予定なんだろう。


「浩二の帰り道に横断歩道はあった?」


後をつけながら詩子へ聞いた。


「うん。あったけどそれがどうかしたの?」

「ううん。聞いてみただけ」


横断歩道があるならきっとうまくいく。
だけど失敗すれば……。
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