絶交ゲーム
そこまで考えて嫌な予想はかき消した。
失敗したときのことなんて想像しない方がいい。

きっとうまくいくということだけを考えよう。
やがて浩二と豊は手を十字路で振って別れた。

私達は浩二の後をおいかける。


「この先を右に曲がって真っ直ぐ行くの。右手に公園が見えてきたら、その手前に大きな横断歩道があるよ」


詩子がこの先のルートを説明してくれるので、私は頭の中でシミュレーションすることができた。


「公園の手前の横断歩道は結構車が通るの?」

「大通りだから、何台も通るよ? ちょうど近くに工事現場があるみたいで、大型のトラックも見かけた」

「へぇ……そうなんだ」
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