絶交ゲーム
☆☆☆
それからほどなくして、歌子が言っていた通り大きな横断歩道が見えた。
横断歩道は点滅になっていて、もうすぐ青信号が終わろうとしている。
てっきり浩二は立ち止まるものだと思っていたが、慣れた横断歩道のためか小走りに渡り始めた。
「あっ」
隣に追いついていた詩子が小さく声を上げる。
私はすぐにスマホを取り出して、録音アプリを起動させた。
この計画を思いついたときにすでに、準備は済ませてある。
浩二は横断歩道の真ん中辺りにさしかかっている。
スマホの音量を最大まで上げて、再生ボタンをタップした。
「浩二!」
それは思ったよりも大きな音で再生された。
多少の雑音は入っていたけれど、車の音があるから気が付かれない。
横断歩道の真ん中で浩二が立ち止まり、周りを見回す。
それからほどなくして、歌子が言っていた通り大きな横断歩道が見えた。
横断歩道は点滅になっていて、もうすぐ青信号が終わろうとしている。
てっきり浩二は立ち止まるものだと思っていたが、慣れた横断歩道のためか小走りに渡り始めた。
「あっ」
隣に追いついていた詩子が小さく声を上げる。
私はすぐにスマホを取り出して、録音アプリを起動させた。
この計画を思いついたときにすでに、準備は済ませてある。
浩二は横断歩道の真ん中辺りにさしかかっている。
スマホの音量を最大まで上げて、再生ボタンをタップした。
「浩二!」
それは思ったよりも大きな音で再生された。
多少の雑音は入っていたけれど、車の音があるから気が付かれない。
横断歩道の真ん中で浩二が立ち止まり、周りを見回す。