絶交ゲーム
大型トラックか。
それを聞いて期待はどんどん膨らんでいく。

私の脳内にはすでにうまくいく光景しか浮かんできていなかった。
だけど、トラックはどうだろう。

下手をすればやりすぎてしまうかもしれないから、そこは慎重に狙ったほうがいいかもしれない。


「ねぇ雛、なにをするの?」


詩子に腕を引っ張られて足が止まった。


「ちょっと、なにするの」


こんなところで立ち止まったら目立つし、浩二を見失ってしまうかもしれない。
咄嗟に詩子の腕を振り払い、浩二の後を追いかける。

詩子は信じられないという様子で目を見開き、私を見つめていたのだった。
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