オメガがエリートになり、アルファが地に堕ちた世界
「いっぱいとってきちゃいました」

「そのわりに盛り付け方が綺麗ですよ」


「そう、ですかね?」

といいつつ漣さんのお皿を見ると私よりも並べ方が綺麗。おかずとサラダを均等にとってきてるし、ケーキもたくさんじゃなくて1〜2個。

漣さんはオメガだけど、実は育ちは良いところのお坊ちゃまだったのでは?

「ん〜!ここのケーキ、どれを食べても美味しいです」

「気に入ってもらえて嬉しいです。仕事仲間には感謝しないといけませんね」


「感謝するのはこっちですよ。こんな素敵なお店に連れてきてくれてありがとうございます。世界が変わってから私、こういうところは1人では来れなくて」

「これからは俺が九条さんをいろんな場所に連れて行ってあげます。だから、これからも俺から離れないでくださいね」


「……はい」

私が仕事を見つけたら、漣さんの元を離れようとしていたことがバレた?
……そんなわけないよね。
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