推しへの恋愛禁止令を出したのは推しの相方でした
そんな日々を過ごしながら高校生になったとある日。
僕は親戚の集まりに顔を出していた。
話しかけてきたのは3歳下の従兄弟だった。
「ねぇ奏人くん」
「なに?」
「父さんが使わなくなったギターをくれるって前に言ったんだけど、俺キーボードの方が好きなんだよね。だからもし興味あるならギターは奏人くんにあげたらいいんじゃないかなって思うんだけどどう?」
叔父さんが音楽を嗜んでいたコトは知っていた。
そして従兄弟も何らかの楽器を練習しているコトは聞いていたが、詳しく聞いたコトはなかった。
従兄弟がキーボードをしているというコトとギターを僕にくれるという提案を聞いて僕の胸は高鳴った。
音を自分で奏でるというコトに興味はあった。
どう答えようか考えた時に、親戚たちと話す両親が視界に入った。
両親が僕に望んでいるのは学力や運動面での優秀さだった。
ここで楽器に手を伸ばせば完全に両親は僕を諦めるだろう。
......それでも、良いかと思った。
「......うん。やってみたい」
「分かった!じゃあ父さんに言って今度家に届けるね」
「ありがとう!」
僕は笑顔で従兄弟にそう伝えた。
僕は親戚の集まりに顔を出していた。
話しかけてきたのは3歳下の従兄弟だった。
「ねぇ奏人くん」
「なに?」
「父さんが使わなくなったギターをくれるって前に言ったんだけど、俺キーボードの方が好きなんだよね。だからもし興味あるならギターは奏人くんにあげたらいいんじゃないかなって思うんだけどどう?」
叔父さんが音楽を嗜んでいたコトは知っていた。
そして従兄弟も何らかの楽器を練習しているコトは聞いていたが、詳しく聞いたコトはなかった。
従兄弟がキーボードをしているというコトとギターを僕にくれるという提案を聞いて僕の胸は高鳴った。
音を自分で奏でるというコトに興味はあった。
どう答えようか考えた時に、親戚たちと話す両親が視界に入った。
両親が僕に望んでいるのは学力や運動面での優秀さだった。
ここで楽器に手を伸ばせば完全に両親は僕を諦めるだろう。
......それでも、良いかと思った。
「......うん。やってみたい」
「分かった!じゃあ父さんに言って今度家に届けるね」
「ありがとう!」
僕は笑顔で従兄弟にそう伝えた。