環くんは、フォーク化現象に悩まされている

「千夜は行きたくないって言ってます」


「早く教室に戻ろ。美男子美少女コンテストが終われば、クラスメイトも帰ってくるし。最後に全員で、お疲れ様~のジュース乾杯したいしね」


二人はしゃがみながら、さらに強く私を抱きしめてくれたけれど。

やっぱり委員長は、私たちより上手らしい。


「千夜湖ちゃん、僕と行くよね?」


「……嫌です!」


「良いのかな? 千夜湖ちゃんが僕の手を握らなかったら……」


そう言えば……

委員長の言うことを聞かないと、環くんが犯人にでっちあげられちゃうんだった。


「バカ犬みたいにワンワン吠えまくる、千夜湖ちゃんの仲良しさん二人が、どうなっても知らないよ」


「……えっ?」

 ……二人って?

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