お飾り王妃は華麗に退場いたします~クズな夫は捨てて自由になっても構いませんよね?~【極上の大逆転シリーズ】
「いいえ。私がこの国に来た時には、彼はもう離宮に幽閉されていたし……彼が公の場に出ることはなかったもの。誰かに引き継がなければとは思っていたけれど、シェルト王子は最初から候補に入れていなかったわ」
オリヴィアが嫁いできたころ、シェルトはまだ幼かった。それもあって、どうやらオリヴィアの中では「まだまだ子供」という認識だったのもあるかもしれない。
「……それに、シェルト殿下は、王位継承争いで反乱を起こした側でしょう? そんな人にこの国を任せていいものかどうか」
「だが、あの頃の彼は、まだ十にも満たない子供だった。責任を取るべきなのは、彼ではなく、彼を担ぎ上げようとした周囲の大人たちだ」
「そういう考え方もあるわね」
たしかに、あの時まだ子供だったシェルトが、王位継承争いの先頭に立っていたとは思えない。先頭に立っていたのは、先代王妃だろう。
シェルト個人の責任は問えないにしても――罪人の子を王位につけてしまっていいものかどうか。
「オリヴィア、ここは俺達だけで考えてもしかたがないだろう。ダンメルス侯爵と話をすべきだ」
オリヴィアが嫁いできたころ、シェルトはまだ幼かった。それもあって、どうやらオリヴィアの中では「まだまだ子供」という認識だったのもあるかもしれない。
「……それに、シェルト殿下は、王位継承争いで反乱を起こした側でしょう? そんな人にこの国を任せていいものかどうか」
「だが、あの頃の彼は、まだ十にも満たない子供だった。責任を取るべきなのは、彼ではなく、彼を担ぎ上げようとした周囲の大人たちだ」
「そういう考え方もあるわね」
たしかに、あの時まだ子供だったシェルトが、王位継承争いの先頭に立っていたとは思えない。先頭に立っていたのは、先代王妃だろう。
シェルト個人の責任は問えないにしても――罪人の子を王位につけてしまっていいものかどうか。
「オリヴィア、ここは俺達だけで考えてもしかたがないだろう。ダンメルス侯爵と話をすべきだ」