お飾り王妃は華麗に退場いたします~クズな夫は捨てて自由になっても構いませんよね?~【極上の大逆転シリーズ】
 ルークからの愛はたくさん受け取っているけれど、他の人からもそうなのだと聞かされてしまえば、顔が赤くなってしまうのはどうしようもない。

 それからルークの両親は、ふたりで仲良くやっていくようにと告げ、対面の時は終わりとなる。。ふたりの前から退出し、オリヴィアはほっと息をついた。

「緊張していたみたいだな?」

「当然でしょう?」

 ルークがにやにやしているのが、なんとなく悔しい。帝国の皇帝夫妻に会うのだから、緊張したって当然ではないか。それ以前にルークの本当の両親と会うのだ。緊張しなかったらどうかしている。

「おふたりが、私を拒まないでくださったからほっとしたわ」

「拒むはずないだろう? 俺の大切な人なんだから」

「……また、そういうことを言うから」

 耳まで熱くなってくるのは、もうどうしようもないのだろう。

ルークは、惜しまず愛の言葉をささやくようになってきた。きっと、オリヴィアの反応を面白がっているのだろうけれど、慣れることはできそうにない。

 彼がこんなにも甘くなるとは想像もしていなかったから、どう反応したらいいものかわからなくなる。

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