くちづけ 〜You look good wearing my future〜
「あー…プレゼント選び、失敗したかな。返して?」

「やだよーだ!」

バカみたいにじゃれ合っていたが、また唇を奪われた。

「僕の未来が似合うのは、唯しか居ないんだから…」

「私…倫也の未来を飾るアクセサリーにはなれないけど、倫也の未来になら、なってみせるよ?」

「唯は、僕の未来そのものだよ」

帰宅したら、きっとまた母と衝突するなんてことは、頭から追い出そう。

その課題は、今は後回しでいい。

とにかく、初めての甘いドライブデートを楽しんだ。
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