くちづけ 〜You look good wearing my future〜
私は、単に鼻っ柱だけ強くて、実際は相当頼りないことにも改めて気付かされて、情けない…。

「なんか、いつもごめんね…」

「いいんだよ。そんな唯も全部好きだから」

「倫也…」

うんと背伸びして、私から倫也にキスをした。

倫也もまたキスを返してくるので、終わりがない。

このままずっと子供では居られないことは判っている。

だからこそ、大人になっても、目の前のこの人だけは、ずっと離したくない。

「倫也。これからも、ずっとそばにいて…」

「やけにしおらしいね」

「悪い?」

「悪くない。最高だよ…」



The End(※おまけもあります)
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