くちづけ 〜You look good wearing my future〜
Love or Like
翌日の午後、私は課題を抱えて倫也宅を訪ねた。

「こんにちは」

「唯ちゃん、いらっしゃい。倫也ね、唯ちゃんが来るまで少し昼寝するって言ってたから、どうぞ上がって」

おばさんは迎えてくれるけれど、

「え、もしかして体調悪い…?」

「ううん。ただの寝不足みたい。変な時間にダラダラ寝るのもよくないし、遠慮しないで」

「じゃあ、お邪魔します」

階段を上り、倫也の部屋のドアをノックする。

「倫也。入っていい?」

返事がないので、そっとドアを開けた。

ベッドに横たわり、随分気持ちよさそうに、倫也は昼寝中だ。
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