私の恋はあの文化祭から変わった
でも、あけみから返ってきた言葉は

「奈々が見すぎなんやない?」

とこの一言で終わらされた。

私はそうかもなーと思いながらも、授業中や、登下校中、休み時間までも、彼の事を考えていた。

自分の気持ちに気づかないようにして、

ある日廊下を歩いていた。

当然4ホームの前も通る。

「ねぇねぇ奈々。今いっちゃんめっちゃ奈々のこと見てたよ」

「マジ?ね?言ったでしょ?最近いつもこんな感じで見られるの。」

「めっちゃ見てたわ」

「…」
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